案件獲得の手段はいくつかあるので、組み合わせることでフリーランスとして生計を立てることが可能です。
なぜならフリーランスエージェントやクラウドソーシングを活用する事で、仕事を取りやすくなったからです。
僕は過去6回の転職の末に独立開業しました。
もともとWebデザイナー出身だったので今でもデザイン案件を適宜対応しています。
この記事では、フリーランスWebデザイナーに必要なスキルと仕事の取り方を解説していきます。
1) フリーランスWebデザイナーに必要なスキル
Webデザイナーは、一般的にクライアントから依頼を受け、WebサイトやWebサービスのデザインを担当する仕事です。
特にフリーランスでは請負契約の納品ベースの対応も多いので、デザイン全般のスキルはもちろんの事、コーディングなどのフロントエンド全般のスキルが必要といえます。
以下で主なスキルを解説いたします。
1)-1 デザインツール全般の取り扱い
一般的にはAdobe IllustratorやAdobe Photoshopなどのソフトウェアを使います。
その他に案件によってはAdobe XDやfigmaなども導入される事が多くなりました。
使えないツールがあると対応可能な案件の範囲が狭くなってしまうので、ひととり全部使える必要があるかと思います。
1)-2 フロントエンドコーディング
特にフリーランスでは請負契約の納品ベースの対応も多いので、デザイン単体だけではなくフロントエンドのコーディングまでが対応範囲となる案件が多いです。
レスポンシブデザイン、JavaScriptなどブラウザでの挙動も含めたデザイン制作物の納品が求められます。
1)-3 簡単なシステム開発
簡単なシステム開発はデザイン領域に含まれることが多いです。
フリーランスWebデザイナーはお問い合わせフォームなどは作れる必要があります。
1)-4 素人サイトとの差別化
最近では、無料のデザインテンプレートが多く出回っているので、素人でも簡単にサイトが作れてしまいます。
つまり素人のテンプレートサイトと差別化を図る必要があります。
自分専用のテンプレートを用意したり、Bootstrapなどのテーマテンプレートを組み合わせて、素人ではこなせないスピードとクオリティを提供できる必要があります。
1)-5 CMS
直近のサイトは主にCMSで管理されています。企業の案件だとMovable Typeなどのパッケージ型のCMSを導入している場合もあります。
最低でもWordPressでのサイト制作スキルはフリーランスWebデザイナーには必須といえます。
2) ポートフォリオを作り込む
仕事の取り方をご紹介する前にポートフォリをについてお話しさせてください。
ポートフォリオは、フリーランスWebデザイナーには必須といえます。
過去の制作実績はWebデザイナーの実力を一番分かりやすくアピールできる材料です。
制作実績をまとめたポートフォリオは、クライアントに自分をアピールできるもっとも強力なツールと言えるでしょう。
フリーランスエージェントやクラウドソーシングに登録する際にもポートフォリオの提供を求められます。
つまり、いずれの形で仕事を取る際にもポートフォリオは必要なのです。
時間をかけてでも完成度の高いポートフォリオを用意しましょう。
掲載する案件によっては守秘義務があるので、掲載の仕方には注意が必要です。
3) フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方
フリーランスWebデザイナーになると、案件を自分で取ってこなくてはなりません。
フリーランスになるにあたり、これが1番高いハードルであり不安要素かと思います。
逆にいうと案件を取れるようになればフリーランスとしてやっていけるということになります。
以下で主な仕事の取り方をご紹介いたします。
3)-1 知り合いによる紹介
フリーランスWebデザイナーの仕事の取り方として、まず抑えるべきは知り合いのツテです。
これまでに会社などで実績を積んできたWebデザイナーであれば、前職の会社から依頼をいただくケースや、他の協力会社のお手伝いをするというケースがあります。
友人や知人であれば、実力をすでに理解しているのでお互いにスムーズに仕事を進めることができるでしょう。
すでに独立している知り合いや、退職する会社とは良好な関係性を築くようにしましょう。
また知り合いから案件やクライアントを紹介してもらう方法として、SNSで自分のポートフォリオやスキルを発信することも有効かと思います。
3)-2 クラウドソーシングの活用
今やテレビなどでもCMをしているクラウドソーシング。Webデザイン案件が数多くに揃っています。
バナー制作から大きいサイト制作まで規模感や報酬額の幅も広いです。
規模の大きい案件になると報酬も高いのです。
逆にバナーやブログ制作のような小さめの案件は報酬は低くなります。
薄利多売で数多くこなす方法もありますが、その場合は工数をどれだけ少なくできるかを検討し利益が出るように人月や人日を計算しましょう。
以下におすすめのクラウドソーシングのリンクを貼っておきます。
登録は無料なので、まず登録して案件を確認してみてください。
3)-2 SNSからの集客
SNSを営業ツールとして活用しましょう。
ポートフォリの内容をSNSやnoteなどで発信するのです。
デザイン実績を発信しておけば、あなたのデザインを気に入る人と出会える可能性が高まります。
SNSが案件獲得のきっかけとなる可能性もあるのです。
3)-2 フリーランスエージェントの活用
フリーランスエージェントでも案件を紹介してくれます。
大きく分けて、納品まで案件に参画するケースと、業務委託として月の稼働時間で参画するケースがあります。
初めにエージェントとWeb面談をして、自分の希望条件やスキルセットを伝えます。
その後案件を紹介してくれるという流れです。
デザイン案件は豊富に揃っているので紹介してくれる案件多いでしょう。
登録や面談は無料なので、案件参画の可能性を高くするために複数のエージェントに登録するといいと思います。
以下が僕のおすすめのフリーランスエージェントです。
3)-3 個人経営のお店などへの営業
個人経営の飲食店や美容室などに営業をかけるというやり方もあります。
何年も前に作ったようなWebサイトなどは狙い目です。こういったお店では、Webサイトを一新したいと思ってはいるものの、手が回らず放置しているというケースが多いです。
大手企業よりもリーズナブルな価格をアピールし、可能なかぎりクライアントの要望を聞き入れれば案件獲得に繋がります。
営業を行う際には、必ず自分のポートフォリオで過去の実績をアピールしましょう。
4) Webデザインを軸にスキルセットを広げる
実際にフリーランスWebデザイナーとして仕事をするには、デザイン以外のスキルも必要になってきます。
なぜなら1人で仕事を取り納品するからです。タスク管理能力や営業力、ディレクションやマーケティングなど幅広いスキルが求められます。
案件をこなしていく上で、WebデザイナーからWebディレクターやWebマーケターに移行するなどもいいと思います。
僕は、納得感があるフリーランスという働き方がとても気に入っています。
フリーランスに興味がある会社員Webデザイナーは、独立しフリーランスになることをおすすめします。
フリーランスWebデザイナーの下準備として、フリーランスエージェントとクラウドソーシングに登録する事をお勧めします。
以下、お勧めのクラウドソーシングです。
まずはどんな案件があるか物色してみるといいともいます。
以下、お勧めのフリーランスエージェントです。
案件参画の可能性を高くするために複数のエージェントに登録するといいと思います。
担当のエージェントが丁寧にあなたの希望をヒアリングしてくれます。
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