「会計未経験のフリーランス1年生」におすすめの会計ソフト3選

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  • フリーランスに人気の会計ソフトはなんで人気なの?
  • 「会計未経験のフリーランス1年生」どの会計ソフトがいいの?

「会計未経験のフリーランス1年生」が会計ソフトを選ぶ基準はズバリ以下です。

いかに確定申告を簡単に問題なく終わらせられるか

さらにコスパが良くて初心者でも簡単に扱える会計ソフトが求められます。

僕はフリーランスとして、今年で3年目に入りました。

「freee会計」という会計ソフトを使って2度確定申告をしました。

この記事では、確定申告未経験のフリーランスの方におすすめの会計ソフトをご紹介します。

今回の記事を作るにあたり、各会計ソフトの無料プランで、使い勝手を試しました。

それぞれを比較した意見を盛り込んで解説します。

結論

結論としては、

「会計未経験のフリーランス1年生」には【freee会計】をおすすめします。

この記事でわかることは、

【freee会計】

【やよいの青色申告 オンライン】

【マネーフォワード クラウド確定申告】

を比較した検証結果が見られます。

1)【一覧】おすすめ会計ソフト比較表

結論から言うと、「会計未経験のフリーランス1年生」には【freee会計】をおすすめします。

free会計」加えて、フリーランスに定評のある「やよいの青色申告 オンライン」「マネーフォワード クラウド確定申告」もご紹介します。

各サービスを比較できるように、サービス内容を一覧にいたしました。

サービス名freee会計やよいの青色申告 オンラインマネーフォワード クラウド確定申告
種類クラウドクラウドクラウド
対象個人事業主個人事業主個人事業主
トライアル期間1ヶ月1ヶ月1年間
料金(税別)980円/月〜8,000円/年〜800円/月〜
クレカ・銀行連携
スマホ対応
MAC対応
電話
チャット
メール
会計(簿記)の知識
不要少し必要少し必要
おすすめ会計ソフト比較表

2) 会計ソフトがやってくれること

会計ソフトとは、確定申告に必要な書類作成をサポートしてくれるWEBサービスです。

具体的には、日々の帳簿記入と確定申告書の作成をお手伝いしてくれます。

簿記の経験や知識がない人が、確定申告を自力で行うのは難易度が高いです。

特に青色申告をするには複式簿記という専門的な知識が必要になります。

しかし会計ソフトがあれば初めての方でも確定申告ができます。

会計ソフトの主な機能
  • 帳簿作成・仕訳サポート
  • クレジットカードや銀行口座との同期
  • 確定申告書作成サポート

3) おすすめ会計ソフトの選定基準

ご紹介する会計ソフトを、おすすめする対象の方は、

簿記経験のないフリーランス1年生」の方です。

具体的なおすすめ会計ソフトの選定基準を順番に解説いたします。

3)-1 クラウド型の会計ソフトである

クラウド型の会計ソフトとは、インターネット環境で利用する会計ソフトのことです。

おすすめの理由は、自動処理機能が充実している点です。

具体的には、クレジットカードや銀行口座との自動連携機能や、自動仕分け機能などです。

これらの機能によって、読み取ったデータから予測して仕訳入力をしてくれます。

仕訳に疎い会計初心者の方には必須と行っても過言ではありません。

見島くるる
見島くるる

自動処理機能が充実しているので、

簿記がよくわからなくても正しく記入してくれます。

3)-2 青色申告に対応

青色申告は、確定申告の種類の1つです。

青色申告すると65万円の控除を受けられるので、申請する事を強くお勧めします。

僕を含めて多くのフリーランスの方は、青色申告だと思うので選定基準に含めています。

おすすめの理由

多くのフリーランスの方が青色申告するため

見島くるる
見島くるる

青色申告で確定申告するフリーランスの方には必要になります。

3)-3 個人事業主向け

会計ソフトには、法人向けと個人事業主向けがあります。

各種サービスでも分類して提供しています。

しかし分類された各サービス名が似ていているので、ここではあえて個人事業主向けに限定してご紹介します。

見島くるる
見島くるる

法人と個人事業主でサービス名が似ているんですよ・・・

間違わないように個人事業主向けに限定してご紹介します。

3)-4 クレカ・銀行口座と連携できる

会計ソフトでは、クレジットカードや銀行口座と連携して、仕訳をお手伝いしてくれる機能があります。

取り込んだ情報を元に、仕訳に必要な入力内容を予測して記入してくれます。

精度も高いものが多いので、仕分け作業の間違いと作業時間を削減できます。

クレジットカードや銀行口座のデータに基づいて取り込むので、電子取引データとして扱う事ができます。

電子帳簿保存法の観点でもメリットが大きいです。

クラウド会計ソフトをおすすめする理由でもあります。

見島くるる
見島くるる

自動仕訳サポートを使うと、

作業時間も、ミスも、大幅に減ります。

3)-5 コスパがいい

上記の選定基準を満たしていて、さらにコスパのいい会計ソフトをご紹介します。

基本的にクラウド会計ソフトは、月額制か年額制です。

無料で使える会計ソフトもあるのですが、その場合は上記のような機能を満たしていません。

具体的には、無料で使える会計ソフトでは、「4)-4 クレカ・銀行口座と連携できる」がついていないまたは不十分な形になります。

ご紹介する会計ソフトは、無料ではないものの機能面を満たしていて、かつ安いものを選びました。

見島くるる
見島くるる

選定基準を満たしている上で、

コスパのいい会計ソフトをご紹介します。

4)【解説】各会計ソフト解説

ご紹介する会計ソフトは、

  • 【freee会計】
  • 【やよいの青色申告 オンライン】
  • 【マネーフォワード クラウド確定申告】

の3つです。

WEBで調べると必ずたどり着くほど評価の高いサービスです。

各サービスの利用シェアは以下です。

■会計ソフト利用シェア

会計ソフトシェア
参照元:クラウド会計ソフトの利用状況調査(2020年4月末)

「弥生」が半分以上と最も多く、次いで「freee」と「マネーフォワード」が2割程度となっています。

いずれも品質を追求している素晴らしいサービスです。

今回、この記事を書くにあたって僕はそれぞれのサービスを体験しました。

いずれもフリーランスの方が確定申告するための機能は満たしていますが、

それぞれ操作性や使い勝手に違いがあります。

順番に解説します。

4)-1【freee会計】

「会計初心者に親切な独自の仕訳入力」

freee会計
freee会計

「freee会計」は、freee株式会社のクラウド会計ソフトです。

freee株式会社は「freee会計」をはじめとした会計関連全般のサポートサービスを取り扱っています。

こんな人におすすめ
  • 簿記の知識がない人
  • レシートの読み取り機能を使いたい人
  • スマホでも管理したい
特徴
  • 家計簿的な独自の仕訳入力
  • 初心者向けだが、詳細な設定にも配慮されている
  • システマチックな技術が使いやすさをサポート
  • スマホアプリやレシート読み取り機能の精度がいい
気になる点
  • メイン機能と一緒にその他設定機能が配置されている
  • 楽天銀行と連携できない

■freeeの特徴

freeeの特徴は、家計簿的に取引を入力すれば、複式簿記ベースに変換して仕訳入力してくれるところです。

一般的な会計ソフトに使われている複式簿記の入力方法とは異なります。

簿記の知識がない会計ソフト初心者には、専門的な用語も少なく分かりやすくなっています。

操作感に関しては、システマチックな技術が使いやすさをサポートしてくれます。

スマホアプリは直感的で使いやすいです。

レシートの読み取り精度がいいので利便性が高いです。

確定申告に関しても、案内に従って記入していけば、申告を完了する事ができます。

税務関係の用語でわからないことなども適所にヘルプがあるので、その場で知る事ができます。

基本的には初心者向けにできているので、直感的な操作で確定申告までやれます。

気になる点

気になる点としては、メインの確定申告と帳簿記入と一緒にその他設定機能が配置されているところです。

初心者からすれば「確定申告さえ滞りなく終わればいい」という気持ちなのですが、

メインの機能にその他の関連機能のボタンやリンクが紛れているので、ちょっと迷います。

しかし一度やる事がわかってしまえば、特段問題ではありません。

もう一点気になるところは、2022年2月に、freeeでは楽天銀行のAPI連携の契約が終了となってしまった点です。

楽天銀行を使っている方にとってはデメリットになるでしょう。

サービス名freee会計
種類クラウド
対象個人事業主
トライアル期間1ヶ月
クレカ・銀行連携
スマホ対応
MAC対応
会計(簿記)の知識
不要
基本情報一覧
 スタータースタンダードプレミアム
料金年払い:11,760円/年(980円/月)

月払い:1,180円/月
年払い:23,760円/年(1,980円/月)

月払い:2,380円/月
年払い:39,800円/年(3,316円/月)

月払い:年払いのみ
電話××
チャット
メール
プラン内容の違い
  • レシート写真の読み取り5まいまで
  • レシート写真の読み取り無制限
  • チャットサポート優先対応
  • レシート写真の読み取り無制限
  • チャットサポート優先対応
  • 電話サポートあり
  • 税務調査サポート補償
プラン別一覧

4)-2【やよいの青色申告 オンライン】

「リーズナブルな価格で電話対応サービスが受けられる」

やよいの青色申告オンライン
やよいの青色申告 オンライン

「やよいの青色申告 オンライン」は、弥生株式会社のクラウド会計ソフトです。

弥生株式会社は「やよいの青色申告 オンライン」の他にもインストールタイプの会計ソフトを昔から提供している老舗企業です。

こんな人におすすめ
  • 費用を安く済ませたい人
  • 電話サポートを利用したい人
  • すこし簿記がわかる人
特徴
  • 中位プランから電話対応を受けられる
  • 無料トライアル最大1年間
  • 安い価格設定
  • 複式簿記ベースの仕訳入力
気になる点
  • スマホブラウザに対応していない
  • スマホアプリの操作性がよくない
  • クレカ・銀行連携は外部の帳簿サービスを使う
  • 簿記の知識が少し必要

■やよいの特徴

やよいの特徴は、中位プランから電話対応を受けられるところです。

他の会計ソフトだと、上位プランでないと電話サポートを受けられません。

誰かに相談しながら進めたい方にはメリットとなるでしょう。

また、下位プランを最大1年間無料で利用できます。

料金に関しては、年間契約のみですが、3サービスの中で最も安い価格設定です。

操作感に関しては、選択項目も少なくボタンも大きめで、初心者向けに作られています。

個人的には、小学生向けの教材アプリくらい分かりやすいと感じました。

仕訳入力に関しては、基本的な会計ソフトの複式簿記を引き継いでいます。

簿記の知識が少し必要になります。

仕訳の入力画面で勘定科目の補助説明や取引例を見られるので、簿記の知識をサポートしてくれる配慮が見られます。

■気になる所

気になる点としては、スマホアプリやクレカ・銀行口座との連携機能についてです。

スマホについては、ブラウザに対応していないので、専用アプリを使う必要があります。

しかし、専用アプリには、レシートの読み取り機能などはなく、ごく限られた機能しか使うことができません。

操作性もあまりいい物ではないようです。

クレジットカードや銀行口座との連携機能については、データを取り込む際に、外部の帳簿サービス(YAYOI SMART CONNECT)を使う必要があります。

クレカ・銀行連携の環境を整備するのにひと手間あると考えた方がいいでしょう。

サービス名やよいの青色申告 オンライン
種類クラウド
対象個人事業主
トライアル期間1年間
クレカ・銀行連携
スマホ対応
MAC対応
会計(簿記)の知識
少し必要
基本情報一覧
 セルフプランベーシックプラントータルプラン
料金年払い:8,000円/年(初年度:無料)年払い12,000円/年(初年度:6,000円/年)年払い:20,000円/年(初年度:10,000円/年)
電話×
チャット×
メール×
プラン内容の違い
  • 主なサポートが対象外
  • 電話、チャット、メールのサポートあり
  • 電話、チャット、メールのサポートあり
  • 仕訳、確定申告の相談サポートあり
プラン別一覧

4)-3【マネーフォワード クラウド確定申告】

「従来の仕訳入力を先進的な機能で」

マネーフォワードクラウド確定申告
マネーフォワード クラウド確定申告

「マネーフォワード クラウド確定申告」は、株式会社マネーフォワードが提供しているクラウド会計ソフトです。

株式会社マネーフォワードは会計関連サービスを中心に、電気料金や保険サービスなど幅広くサービスを展開しています。

こんな人におすすめ
  • すこし簿記がわかる人
  • スマホでも管理したい
特徴
  • 複式簿記ベースの仕訳入力
  • システマチックな技術が使いやすさをサポート
  • スマホアプリの精度がいい
気になる点
  • 3サービスの中で最も簿記の知識が必要
  • 下位プランには「自動仕訳・口座連携」の機能がない

■マネーフォワード クラウドの特徴

マネーフォワードの特徴は、基本的な複式簿記の仕訳入力で、システマチックな配慮が見られる点です。

つまり、freeeのようにシステム周りはよくできていて、仕訳入力はやよいのような複式簿記ベースを取り入れている形です。

操作感に関しては、freeeと同等レベルの操作性があります。

レシートの読み取り精度はfreeeより少し劣るようです。

仕訳入力の時のサポートに関しては、複式簿記ベースです。

初心者向けに簡単入力機能が用意されていますが、

やよいのように仕訳の入力画面に細かい説明はないので、初心者は戸惑うかもしれません。

簿記の知識が少し必要になります。

■気になる所

気になる点としては、簿記の知識がそれなりに必要という点です

初心者に向けて、作られてはいますが「簿記経験のないフリーランス1年生」を対象としてはデメリットにあたるかと思います。

また、下位プランには「自動仕訳・口座連携」の機能がない点も気になる所です。

サービス名マネーフォワード クラウド確定申告
種類クラウド
対象個人事業主
トライアル期間1ヶ月
クレカ・銀行連携
スマホ対応
MAC対応
会計(簿記)の知識
必要
基本情報一覧
 セルフプランベーシックプラントータルプラン
料金年払い:9,600円/年(800円/月)

月払い:980円/月
年払い:11,760 円/年(980円/月)

月払い:1,280円/月
年払い:35,760円/年(2,980円/月)

月払い:年払いのみ
電話××
チャット
メール
プラン内容の違い
  • 自動仕訳・口座連携なし
  • 自動仕訳・口座連携あり
  • 自動仕訳・口座連携あり
  • 電話サポートあり
プラン別一覧

5)【総評】「会計未経験のフリーランス1年生」には【freee会計】がベスト

総評としては以下となります。

【freee会計】
  • 簿記の知識がなくても仕訳入力ができる
  • クレカ・銀行連携もノーストレス

「会計未経験のフリーランス1年生」にはベスト

【やよいの青色申告 オンライン】
  • 簿記の知識が必要だが、初心者への配慮が行き届いている
  • 下位プランでも電話対応してくれる

基本的な会計を身につけたいフリーランス1年生におすすめ

【マネーフォワード クラウド確定申告】
  • 簿記の知識が必要
  • クレカ・口座連携もノーストレス

勉強しながら複式簿記で会計したいフリーランスの方におすすめ

複式簿記で会計したい方には、【freee会計】の仕訳入力は独特すぎて使いづらいようです。

しかし、「会計未経験のフリーランス1年生」には【freee会計】の仕訳入力が一番親切でしょう。

僕個人的にも、自分が実際に使っていてとても満足しているので【freee会計】に一票を入れます。

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