結論からいうと、フリーランスWebディレクターの場合、フリーランスエージェントを使えば案件参画は難しくないです。
知り合いのツテやアテがある人は、隙間時間をフリーランスエージェントを使ってスケジュール調整することも可能です。
僕は6回の転職を経て、現在フリーランスWebディレクターとして働いていますが、今が一番仕事に納得感があり充実しています。
この記事では、フリーランスWebディレクターの仕事の取り方を解説します。
1) 業務委託契約と請負契約
フリーランスWebディレクターの契約には、大きく分けて「業務委託契約」の案件と「請負契約」の案件の2種類があります。
1)-1 業務委託契約
業務委託契約は、一定期間の稼働時間を取り決めて働く契約です。
契約期間は1ヶ月から長くて6ヶ月くらいが一般的です。
月間稼働または週間稼働で●●時間〜●●時間などの基本条件で仕事をします。
その他にクライアントによっては詳細な条件が加わる事もあります。
例えば「1日●●時間以上稼働」「●曜日はMTGに参加する」などの内容です。
人材リソースの時間貸しという形に近いと思います。
長期案件に参加することも、単発案件を適宜対応することもクライアントによりけりです。
「実質的には会社員と変わらないじゃないか」と思った方もいると思いますが、最近は大半がリモート案件なので、オフィスに通勤することは少ないと思います。
また納品物やパフォーマンスのみで評価されるので良くも悪くもドライです。
クライアントの都合で契約が更新されないこともあれば、気に入られて長期間契約が続くこともあります。
クライアントの会社とは、一定の距離感を保って関わる事ができるでしょう。
また自分がやめたい時は契約を更新しなければいいのです。
1)-2 請負契約
請負契約は、特定の依頼を受けて、完成・納品する契約です。
Webディレクターの場合はWebサイトの納品の他に、解析レポートや提案書などを納品する事があります。
知り合いのツテやアテ、またはクラウドソーシングなどで発生する事が多い契約です。
ディレクションは自分が担当し、制作は知り合いのフリーランスに依頼するといった形でサイト制作依頼を受けることも可能です。
2) フリーランスWebディレクターの仕事の取り方
以下で、主なフリーランスWebディレクターの仕事の取り方をご紹介いたします。
2)-1 知り合いによる紹介
まず抑えるべきは知り合いのツテです。
現在会社員のWebディレクターであれば、今の会社から依頼をいただくケースや、他の協力会社のお手伝いをするというケースがあります。
割合として請負契約で案件を対応する事が多いでしょう。
知り合いであれば、お互いの実力をすでに理解しているのでスムーズに仕事を進めることができるでしょう。
紹介料や仲介料などの中間マージンを支払う必要がないので利益率は高くなります。
業務提携や守秘義務の契約締結、その他に見積もりや請求書などの発行は自分でやる必要があります。
事務作業を自分でやる手間を差し引いても、「信用を得る」というハードルをクリアしているメリットは大きいです。
知り合いのベンダーやフリーランス、退職する会社とは良好な関係を築くようにしましょう。
2)-2 自社サイトで求人募集している会社に営業
コーポレートサイトなどでWebディレクターの求人を募集している会社に自分を売り込みます。
この場合、社員ではなくフリーランスとして期間契約や案件参画を提案するのです。
少々昔ながらの泥臭い営業方法ですが、仕事の取り方としては有効です。
企業としては、転職エージェントに紹介料を払わずに人材を獲得できるメリットがあります。
提案する際の準備としては、業務提携や守秘義務の契約書の他に、契約の料金体系を自分で提案できるようにしましょう。
企業としては寝耳に水状態なので、こちらか時給または日給を決めて、週間や月間の稼働時間を明示します。
業務委託契約か請負契約かも自分の営業力次第で決められます。
自分の実力をポートフォリオなどでアピールし、合わせて費用的なメリットを伝えて自分自身を営業販売します。
2)-3 フリーランスエージェントの活用
ツテやアテがないWebディレクターはフリーランスエージェントに相談する事をお勧めします。
フリーランスエージェントは、企業の求める人材とフリーランスをマッチングしてくれるサービスです。
利用登録や案件紹介は各社無料です。
一般的には参画した案件に仲介手数料が発生する仕組みです。
2)-3-1 担当者が案件を紹介してくれる
自分専任のエージェントが希望に沿った案件を紹介してくれます。
主な流れは以下の通りです。
ヒアリングでは基本的に、自分のスキルセット、希望報酬、稼働可能スケジュールなどを伝えます。
その他にも不明点や心配事などもきちんと聞いてくれます。
クライアントとの面談が決まるとエージェントが窓口対応をしてくれます。
2)-3-2 エージェントの活用ポイント
フリーランスエージェントの活用ポイントを紹介します。
- ポートフォリオと職務経歴書
いずれのエージェントでもポートフォリオと職務経歴書の提出を求められます。
「担当者が案件を紹介してくれるタイプ」の場合、エージェントはあなたをクライアントにアピールする際に、ポートフォリオと職務経歴書を参考資料として積極的に活用します。
「クライアントからオファーを待つタイプ」の場合は、ポートフォリオと職務経歴書を作り込んでおくことでクライアントのオファーの確率がグンッと上がります。
時間をかけてでも、分りやすくて情報量が多いポートフォリオと職務経歴書を用意しましょう。
- 契約関連
いずれのエージェントも、業務委託や守秘義務契約の手続きなども代行してもらえます。
フリーランスエージェントを介して契約が結ばれるので、仮にトラブルになっても前面に立って対応してくれます。
そもそもトラブルを避けるように各ステータスで対応してくれます。
こうした事務仕事を任せる事ができるのでフリーランスWebディレクターは本業に専念できます。
- どのエージェントもリモート可
コロナ禍の影響でリモート可の案件が増えています。
どのエージェントでもリモート可の案件は用意があります。
ヒアリングの際にリモート希望と伝えれば用意してくれるでしょう。
- 複数のフリーランスエージェントを利用する
案件紹介のステータスに進むとその案件の結果が出るまでは次の案件を紹介できないようです。
複数の案件を走らせるためにもいくつかのエージェントに登録しましょう。
基本情報の登録、ポートフォリオと職務経歴書の提出などどのエージェントも登録時にやることは同じなので横展開してしまえば手間も省けるでしょう。
各エージェントについて知りたい方は、以下のブログで詳しく紹介しております。
3) 自分で仕事を取ってきて年収アップする
フリーランスWebディレクターは働いた分の金額を報酬として受け取ります。
つまり収入の多い少ないは自分次第といえます。
月々の収入額にムラがでることもありますが、会社員のWebディレクターよりも高収入が期待できます。
しかし、案件を獲得できないと収入は無くなってしまいます。
複数の仕事の取り方で案件獲得できるとリスク回避につながります。
対応可能な方法は取り入れてみてください。
以下、お勧めのフリーランスエージェントです。
フリーランスエージェントはフリーランスWebディレクターの強い味方です。
積極的に活用しましょう。
案件紹介してくれるエージェント
オファー待ちエージェント
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